きぬが歩けなくなった話(結果、すごく元気です)
ドッグランではしゃいだ犬
先日、きぬは飼い主2(夫)とデイキャンに出かけ、ドッグランを楽しみました。
きぬは、ドッグランが好きすぎるあまり遊び方がヘタです。
どんなに近い距離にボールを投げても、急発進急ブレーキなので高確率で肉球から血が出ます。
恐らく犬の世界でカースト下位のきぬ。
弱すぎて他の犬に乗られたり追いかけまわされるため、犬のお友達もおらず、ボール遊びがドッグランでの唯一の楽しみ。
ただ、年齢や体力のこともあり、本人(犬)はまだ遊びたい様子を見せても休ませたりと、コントロールしながら遊ばせていたつもりでした。
しかし、上の写真をご覧ください。
ドッグラン翌日に歩けなくなったきぬです。
筋肉痛なのか足の裏がヒリヒリするのか、何かしらの痛みを感じているようで、まったく動けなくなってしまったのです。
明らかな不調に本人(犬)も動揺しているのか、情けなく耳は垂れ、まゆげの影もくっきり。
天候の悪さも相まって、写真全体から物悲しさが伝わってきます。
おもちゃにも興味を示さず、後ろ足はぷるぷる震え、痛みを感じているためかハァハァと呼吸も荒い。
階段の昇り降りができないので、寝室からリビングまで抱っこで移動する始末。(家の中で抱っこなんて子犬以来)
心配ではありますが、体力の回復を待つことしかできません。
昼から夜の様子
留守番をさせないといけない時間は、頻繁にカメラで様子をチェック。
普段の留守番では寝室で爆睡していますが、この日はリビングから動いていませんでした。
飼い主たちが帰宅しても、お出迎えはなし。
ただし、食欲はあり。余裕の完食。
ごはんを食べるときとトイレを終えるまでは自分で歩けるのに、排泄後、トイレトレーから出た途端に動けなくなるのは謎でした。
さっきまで歩いてたじゃん!と名前を呼んでも、絶対に動こうとしないので、早々に寝室までドナドナ。
様子を見るために、私も一緒に就寝しました。
寝室が静かだからなのか、ハァハァという呼吸が日中よりも荒い気がしてビビる私。
時々は眠れているようで静かになる時間もあったけど、すぐ思い出したかのようにパンティングしはじめます。
水を飲ませたりクーラーを付けたりと、息子が泣いても全く起きない私も、さすがに夜中に目を覚まして何度か様子を確認するほどでした。
えーなんか普段と違うー!
もしかしたら筋肉に炎症を起こしているかもしれないし、どこを脱臼したりしてるのかもしれない!と、気が気じゃない。(ごはんのとき普通に歩いてたけど)
とりあえず朝ごはんを、
(写真は後日ブログ用に撮影したやつ。きぬの目がなんか元気そうなのは元気だからです 笑)
ドッグランから2日後の朝を迎えましたが、変わらず続くパンティング。不安な表情。震える足。
これヤバいやつかも…!と、手術の可能性が頭をよぎります。
いくら呼んでも自分のベッドから動こうとしないため、抱えて運ばれる犬。
半袖の飼い主2の腕に吸い付く肛門。
朝イチ車で動物病院に行こうと話し、とりあえず朝ごはんの準備をすることに。
昨日と同じように、お皿を持った瞬間チャカチャカと爪を鳴らしてついてくるきぬ。
普通に歩けるじゃんと思って、お皿にフードを入れて走ってみる。普通に走って追いかけてくる。
速度を上げると、きぬも速度を上げて追いかける。
でも、やっぱりトイレ後に動けなくなる。呼んでも全然来ないし、ぷるぷる震えてる。
震えてるけど、これイケるんじゃないの?と思って、おやつで釣って走ってみた。今の今まで震えてたのに、普通に走って追いかけてきた。
おやつを食べたあとは、その場で動けなくなるし、やっぱりぷるぷる震え出す。
いや、なんなの。
仮病の2文字が頭をかすめるも、この2日間の様子を思い出し、やはり動物病院には連れて行くことに。
で、診察開始の時間になったので、車に乗せるつもりで準備を開始。
玄関で、飼い主2がきぬのリードを用意しようと手に触れ、弾みで金具がカチャンと鳴った瞬間、
ドタドタドタドタドタドタ…!
すごい勢いで飛び起きて、階段を駆け下りていく犬。
さっきまで震えてた奴とは思えない俊敏な動きで玄関に向かい、おもいっきり尻尾を振りながら、今か今かと出発の時を待っていました。
そんなに尻尾を揺らしていたら足も痛いはずなのに、そんな気配はゼロ。散歩が楽しみすぎてずっと足踏みしてた。
このまま行けるのでは?ということで、
「痛くて歩けない足」を診てもらいに、歩いて動物病院へ。
ルンタッタ~な犬の足どりを見て、動物病院の先生も「は?」って言ってた。
結果、「足に異常はなく、痛みがあるとすればただの筋肉痛でしょう。」とのこと。
散歩に行き、歩けることを思い出した犬。帰宅後は、おもちゃをブンブン振り回して遊んでました。
さっきまでの症状はなんだったのか。
その後も痛みを訴えることなく、思いのままに家中を徘徊しています。
完全復活
筋肉痛?がピークのときに「痛い!無理無理!絶対歩けない!」と強く思い込んでしまったのでは、というのが飼い主たちの見解です。
普段から割とビビりなきぬ。痛みが少なくなってからも、歩く=痛いが拭えなかったのかも。
「なんか歩かなくても部屋を移動できるし~それはそれでラク~」って思ってたらすごい(笑)
幸い今回は大きなケガなく回復しましたが、もうすぐ7歳の熟女。
ドッグランは控え目に楽しもうという教訓を得た、GW前半の出来事でした。
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